◎21.4「土にいただくものづくり」

 

2021年

4月16日(金)〜 30日(金)

10:30-16:00 

17土,23金は18:00まで    

*21,28水休  

 ノビル舎

 


○土にいただくものづくり 展について

 

弊舎最初のイベント「5月のフェア(2011)」から10年となるこの春、若手作家の取り組みを取り上げ紹介してきたことのひと区切りとなる展示です。

 

手仕事は自然に近いことのわかりやすさ、心地よさがあり、だれにも親しみのもてるものだと思います。長い工程を追いながら、日々の暮らしとともにあろうとする若手作家ひとりひとりの表現が楽しく、共感し、多くの方に知ってもらいたいと富山で紹介の場をつくりました。伝統工芸はこのような「今」が続いていくことではないかと希望を持っています。

 

本展では白磁・スエトシヒロ 、染織・滝沢都、南部鉄瓶・高橋大益の3名の作り手に参加していただきました。10年前の春は震災に見舞われたときでもあり、手仕事の現場も私たちの日常も少なからず影響を受けました。歳月を経てこの春に、制作と発表を続けている作家たちとこの展示をおこなえることをよろこび、また多くの方との出会いがありましたらありがたく思います。

11年目からのノビル舎も楽しみにしていただけますよう、よろしくお願いいたします!

○作り手・作品紹介

 

スエトシヒロ(長野県駒ヶ根)  

 白磁うつわ /サラ、ハチ、注器、カップいろいろ

 

白の器のスエさんは自然の豊かな長野県駒ヶ根に築窯し、作品制作に勤しんでおられます。日常づかいのお鉢や取り皿は和にも洋にも使えそう、基本の大きさがきちんと揃います。ほどよくモダンなお茶やお酒の注器やカップもフォルムが手に馴染み使い勝手もよく好評です。お探しのかたはぜひ手にとってご覧ください。電子レンジ使用可、マットな白を保つために漂白のお手入れもでき、行き届いております。昨秋に引き続いてのご参加です。再会出会いを是非。

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滝沢都(長野県真田村)

 自然布(亜麻、木綿、羊毛)/ストール、うつわ敷き、袱紗、お守り

 

沖縄本島北部で染織を学び独立されて、故郷の長野に戻り制作を続けている滝沢都さんは、土づくりと植物の栽培から始まる自然布を手がけています。糸にする工程、染めと織の工程、ていねいで季節に沿う、日々の暮らしとともにある希少となったものづくりです。土地の気候と合ってよく育つという亜麻(リネン)や木綿、羊毛の糸も使った布をお楽しみください。本展では器や鉄瓶に合わせた食卓向けの小さな布も並びます。初登場、どうぞお手にとってみてください。

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高橋大益(岩手県雫石町) 

 南部鉄瓶

 

盛岡で鉄瓶制作に14年間従事し、個人工房を設立した高橋大益さん。伝統的な焼き型技法による、川砂を採り粒子の大きさで選り分け、型起こしをするところから始まる工程で、一つ一つの鉄瓶を仕上げています。

丸みが美しいシンプルな鉄瓶や、独創性のある絵柄や形状の鉄瓶、お使いいただいている方から楽しいご報告をいただいております。企画展示ならではの作品の数々、ご覧になってください。

また、大益さんの鉄瓶をお使い頂いている皆様、よかったらご持参ください。「いまこんな感じ」とか、お手入れについての相談などお気軽にどうぞ。

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会場では、鉄瓶の鋳型や亜麻の畑の様子など、資料展示もしています。

作家さんのblog, instagram には制作の様子も書いてあります。

ご覧くださいませ♪

 

オンライン販売は本ホームページにて(4/20〜5/5にて終了)

 




 新型コロナ対策について

●換気しながら開業しています。

●作品や什器、入り口の扉はじめ室内は、頻度をあげて清潔にしています。

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